歯が溶けるとは
2022/02/18
こんにちは。
今回は、歯が溶ける!? 酸蝕症(さんしょくしょう)についてお話させて頂きます。
セルフホワイトニングをしていると、歯が透けている人が見受けられます。
これは、酸によって歯が溶けてしまっている症状です。
「酸というと体にいいもの」という健康志向により、最近、この酸蝕症になる成人男性が増えていて、現在26%と4人に1人に、この症状がみられます。
酸性度を示すpHという数値が5.5以下になると、歯が溶け始めると言われています。
ちょうど5.5が紅茶等で、柑橘系のフルーツだけではなく野菜でも5.5以下のものもあります。
歯は常に酸化(脱灰)と中性化(再石灰化)の鬩ぎあいをしているので、エナメル質を保護するには、なるべく酸にさらされる時間を少なくすることが有効です。
残念ながら、酸蝕症になってしまった歯は、セルフホワイトニングでは修復が出来ません。
エナメル質を修復を促進させる効果が期待できる歯磨き粉などで根気よく歯磨きを続ける必要があります。
ただし、根本的には、日々の予防が大切です。
1.酸性の飲食物を食した後は、水でゆすいだりなるべく残さない。
2.寝る前に酸性の飲食物を控える
等の対策が必要です。
セルフホワイトニングと合わせて、歯のオーラルケアを意識して予防に繋げてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。